音楽制作者にとって天使か悪魔か?>アップルの聴き放題サービス「iTunes Radio」は、音楽制作者を殺すのか[ニュースクリップ]

これまでも無料ストリーミングサービスはあったけど、それをアップルが仕掛けるとなると風向きはかなり変わりそうだということがわかる解説記事。

これはある意味で、移動販売車ないしは客席を回る売り子のようなものかもしれないと思った。

引用記事はこちら…

Business Media 誠:アップルの聴き放題サービス「iTunes Radio」は、音楽制作者を殺すのか (1/4)
2013年6月10日、米アップルは新しい音楽サービス「iTunes Radio」を発表した。iOS端末のヒットで多くの潜在ユーザーを抱えるアップルによる無料の聴き放題型ストリーミングサービスだけに、今後の音楽業界にどのような影響を及ぼすのだろうか。 …

ストリーミング配信から得られる収入は、ダウンロード販売の100分の1以下だ。音楽を作ることを生業としている人間として、この数字に戦慄(せんりつ)を覚えざるを得ない。

従来型であれば、1曲(アルバム)売れたら「誰と誰が何パーセント抜いて、原盤権者には、いくらの収入」と、頭の中で簡単にシミュレーションを行うことができた。だが、Spotifyからの収益については、分配の仕組みや方法論がブラックボックス状態だ。このあたりも無料聴き放題型が、音楽制作者の不安をあおり立てる一因であろう。

「iTunesで楽曲を購入するユーザーの64%がオンラインラジオ(無料のストリーミング)を聞いている」とし、ストリーミングサービスが未知の楽曲の出会いの場として機能し、それがiTunes Storeでのダウンロード販売に結びついていると、結論づけている。

 さて、iTunes Radioについて考えてみよう。「音楽との出会い」という部分に注目するとこのサービスへの期待は大きい。SpotifyやPandoraとは異なり、iTunes Storeへ直結しているからだ。