3/24 旅の疲れを振り切って仕事にライヴに勤しむ日曜日

昨夜は午前1時に帰宅して、満員電車のために汗をかいたので風呂に入り、寝たのが3時。

ということで目が覚めると12時近くになっていた。

ということで、カッコよくいえばブランチ、実は朝抜きの昼飯。

食後はひたすら仕事。インタビューの文字起こしは時間がかかるが、原稿を書くうえでとても重要になる作業なので手を抜けない。でも、いろいろ話を聞くことができて、その楽しい時間をもう一度味わうことができるのは、苦痛ではない。まあ、締め切りが迫っていなければもっといいんだけど(笑)。

夕方、支度をして丸の内のコットンクラブへ。ドン・フリードマンを観に行く。

いやぁ、アグレッシヴなステージだった。堪能して帰宅。

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いちばん失敗したこと|エクササイズできなかったよ。

いちばん感動したこと|ドン・フリードマン観に行ってよかったなぁ。

明日の目標|仕事の段取りを立て直す。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/23 新潟まで日帰りで葡萄の苗を植えてくる

きょうは少し遠出だ。

「苗のオーナー」になっている新潟のワイナリー、フェルミエまで出かけて行って、ピノノワールの苗を植えるというイヴェントに参加するのだ。

昨年はアルバリーニョの苗植えに参加したのだが、その際には夜行バスで往復し、ゼロ泊3日という強行軍でさすがに疲れた。

ということで、調べてみると新幹線にも割引があることが判明。運がよければ35%オフという便もあるようだが、土日には見当たらなく、とはいっても行き帰りそれぞれ15%オフのチケットをゲット。要するに「早割」ということで、ネットで予約してみどりの窓口で引き換えるというシステム。

朝ごはんはこれ。

上野から乗車したのは、新幹線料金を節約するため。

乗車券が23区内からなので、磯子から券売機で蒲田までの380円の切符をかって入り、上野の新幹線改札で一緒に自動改札に挿入すると清算されるという仕組み。帰りは磯子で駅員に清算してもらう必要があるのだけど。

トンネルを越えた上越は一面の雪でビックリしたが、長岡あたりから雪も消えていい天気に。

新潟駅に到着。Maxトキをバックに1枚。

外へ出るとやはり寒い。

まずは腹ごしらえ。駅近くの繁華街にある寿司屋へ。

ネットで調べて決めていた店だけど、美味しい。とくにエビがよかった。

12時半に駅前を出発して、苗植え様ご一行のチャーターバスは一路西へ。

約40分ほどで到着。

支度をして畑へ。本多さんに指導してもらって葡萄の苗を植えて行く。柄が長く先端の小さいスコップをハサミのように2つ合わせた穴掘り道具で、砂地の畑に穴を開けながら、1本100メートルの畝に等間隔で差し込まれている竹竿をめどに、50センチほどの穴を開けては接木をした30センチほどの苗を植えていく。これがけっこうな重労働なんだけど、わりとこの手の作業は嫌いじゃない。

でも、明日腕が上がらなくなると困るので、ほどほどに楽しんでおく。

これが穴を掘るための道具。通称パッカンだそうだ。

今回の目的は、手伝いだけではなく、申し込んだ自分のピノノワールの苗を植えるという記念行事もあるのだ。

「はい、富澤さんはここ」と言われたところに穴を掘って、苗植えした。

記念写真。

作業後は、敷地内にあるカーブ・ドッチの温泉施設で汗を流した。露天風呂が気持ちいいのだ。

露天風呂はこんな感じ。開放的で気持ちいい。寒いけど、5分も入っているとポカポカ湯冷めしなくなる。

湯上り後は館内のソファーでしばし休む。汗がなかなか引かない。ビールなども飲めるが、われわれはこのあとワイン三昧なので控えた。

中庭なども整備されていて、とても居心地がいい。

正面で記念撮影。

入浴後はフェルミエのレストランでスペシャル・ディナー。

敷地を少し歩くと葡萄畑がある。その向こうに見えるのがフェルミエ。

さて、席について、ディナーのはじまりだ。

カミさんの後ろに見えるのが厨房で、中央にピザ窯がある。

まずはマスカットの発泡酒、別名フェルミエのシュワシュワからいただく。

メニューにはなかったのだが、外の作業で身体が冷えただろうというシェフの配慮で、野菜のポタージュが最初に供された。心も胃腸も温まるなぁ。

お菓子もすべてシェフの手によるもの。只者ではないm(_ _)m

食後は、駅に戻るバスの時間もあるので、あまりゆっくりはできなかったが、ワイナリーの作業場などを見学。

樽が並んでいる。

そして再びバスで新潟駅へ。

割引チケットの関係で1時間ほど時間があったので、駅の北側の歓楽街をウロウロ。

米粉を使った串カツ屋なんていうのがあったので入って見た。

新潟は米粉のお菓子も有名だ。

寄り道をしているうちに新幹線の時間となり乗車。

また上野で乗り換え。ちょうど週末の花見時で、大船行き最終電車は超満員。上野から座れたからよかったのだが、車中でブログを書くのも一苦労だった。

深夜1時、ようやく帰宅。

お疲れ様だったけど、とても楽しい一日だった。

勝間和代『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方』[reading memo]

SONYのリーダーで読んだ本をスクラップしておくことにする。キャプチャーすらないので、画面を写メした。

自立本と呼ぶことのできる一連の自己啓発系の先駆けというか元祖というか、いや、教祖かな(笑)。

要するに、一人前の社会人の定義をしてくれるわけだが、その説得力は本人のタレント的なキャラクターに左右されることになる。昔は加藤諦三先生など、「教授」という権威によって「道徳」や「人生の在り方」などが語られたわけだが、学歴社会が崩壊してしまった現在では、東大出身はもはやブランド化とならず、護送船団方式の日本企業さえ差別化されずに、競争主義を掲げる外資系で揉まれたことを勲章とする傾向が強まっている。これとて、結局は日本人のウィークポイントである「黒船効果」にほかならないと思うのだが…。

個人的に、勝間和代さんはやることはやっているし、多少のハヤトチリ(これはおそらく彼女の生まれ育ちに大きく関わっていることだと思う)はあるものの、その瞬発力と行動力は十分に傾聴に値する。

そう思うのもやはり、ブログなどで楽屋裏を公開しているからであって、これも一連のブランド化の重要な戦略に組み込まれているのだろう。

それにしても、「自分の中の貸借対照表」という表現はうまい言い換えだ。これまでなら「損得勘定で人と付き合う」ことは人間として恥ずべきことだと指導する人が多かった。しかし、それでは社会性を失い、結局は自身の信頼も失いかねないことを誰もが薄々気づいていたわけだ。それに切り込むための「言葉の武器」として、これは十分に効果があると思う。

最終的にはやっぱり指南されたくないという読後感が残るものの、読んでいて不快感はなく、むしろ「なるほど」という刺激が多くある。

もしかしたら、エンタテインメント作品として扱うほうが適している作家なのかもしれない。なんちゃって。

3/22のひねもす:連日四谷に出張って桜の開花具合を知る

仕事が押していたけれど、まずは体調を整えたいと、エクササイズをする。約1時間。

きょうのエクササイズ

★セルエクササイズ(3パート通しで10分)

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★ハタヨガ(ウォーミングアップ~メイン~クールダウンで約25分)

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ヒーリング・ヨガ〜ナマステ

 

★瞑想(15分)

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★カーヴィー・ストレッチ(クールダウン7分)

支度をして電車で四谷へ。

ピアニストの角脇真さんのインタビュー。なかなかユニークな視点でジャズをめざそうとする新星だ。頑張っていただきたい。

取材を終えて、市ヶ谷のほうへ坂を降りて行った。外堀に面した防衛庁横にあるタリーズでコーヒー・ブレイク。

タリーズの窓から土手を望む。だいぶ桜は満開に近づいているようだ。

市ヶ谷駅に向かう橋の上から外堀を写した。

車中にてヤフーの記事を書き上げ、磯子に到着。

帰宅したのはすでに6時近く。カミさんが夕飯の支度をして待っていてくれた。

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いちばん失敗したこと|インタビューの文字起こしが進まなかった。

いちばん感動したこと|京浜東北線車中にてちゃんと記事を書く時間が確保できることがわかった。

明日の目標|新潟で葡萄の苗上だ。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/21のひねもす:午後から四谷まで取材に出かける

昨日とは打って変わっての冷たい風。しかし快晴なり。

火曜日の取材の録音を文字に起こす作業を、時間いっぱいまで続ける。

急いで昼食。支度をして外出。

四谷に到着。外濠公園の入り口にある桜は、まだちょっと満開には日がある感じ。

ジャズライフ編集部にて斉田佳子さんのインタビュー。

斉田さんからお土産をいただく。自由が丘の和菓子店のどら焼きとのこと。なんでも、トゥーツ・シールマンス氏にも持って行ったものだとか。ちょっと感激。実は取材後にこれの桜餡ヴァージョンを編集部でいただいたのだが、もう1ついただいたので、カミさんに持って帰ったのだ。写真だけ撮った。

帰宅後は休む暇もなく今日締め切りの原稿を仕上げる。

仕事が終わらず、このメニューをお茶でいただく。うーん。

結局、仕事が終わったのは11時。

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いちばん失敗したこと|移動中の水分補給が少ないかな。

いちばん感動したこと|東田直樹『風になる』を買うことができた。

明日の目標|連日、四谷へ取材のために出向く。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/20のひねもす:彼岸なので墓参りという口実で焼肉

浅草の菩提寺に墓参りに行くことにする。きょうは彼岸の中日だ。

いつもの朝食を済ませて、支度をして、電車で上野経由で銀座線田原町へ。ちょうど四ツ谷から来た母親と改札前で出会ったので、一緒に寺に歩いて行く。

墓参を済ませて浅草へ出る。

最近気に入っている「大福園」という焼肉屋へ。裏浅草のリトル・コリアと呼ばれる一角の路地にある、とても探しにくい店だ。

まず最初に、カクテキとキャベツのナムルが大皿でドーンと出てくる。これが美味いのだ。母とカミさんはビール、ボクはジョッキに注がれたマッコリでこれをつまみながら肉が出てくるのを待つことしばし。

最初に上タン塩から。

こちらは上ハラミ。

シメはテグタンクッパ。あまり辛そうに見えないが、ジワッとくるいいお味。

帰り道、乗り換えの上野駅ではこんな風景が…。近づいてみると造花だったが(笑)。

肉を食べすぎたせいか、あまり腹減らず。コンビニまで買い出しに行く。帰り道、にわか雨。

赤ワインで夕食。

ということで、ちょっとだけ食べすぎた感が出ているかも。歩数計では1万歩達成。

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いちばん失敗したこと|追加のハラミが多かったかなぁ。

いちばん感動したこと|でもやっぱり、大福園の焼肉は美味しい。

明日の目標|溜まっている仕事と、インタビュー。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/19のひねもす:初夏の陽気、しかし外出はしなかったが。

朝から暑かった。仕事が溜まっているのだが、とっかかりが悪い。

なんとなく怠いと感じているときも、なるべくエクササイズはやるようにしている。始めると一連のメニューが続いてできるように工夫してあるので、なんとか1時間を過ごすことができる。終わったあとに、やってよかったぁと思えるから、やっぱりきっかけが大切ということなのだろう。

きょうのエクササイズ

★セルエクササイズ(3パート通しで10分)

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★ハタヨガ(ウォーミングアップ~メイン~クールダウンで約25分)

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ヒーリング・ヨガ〜ナマステ

 

★瞑想(15分)

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★カーヴィー・ストレッチ(クールダウン7分)

午後は原稿書き。2時間で集中力が切れる。次に取り掛かるのに3時間も空いてしまった。これは反省だ。

予定の半分も消化できずに、仕方ないから夕飯だ。もう、飲んじゃえ(笑)。

微妙に数値が下がっているのは、カロリー摂取量が少ないからかな。

寝る前に筋トレやろっと。5分弱だからね。

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いちばん失敗したこと|仕事が予定に届かず。挫けない方法をなにか考えなければ。

いちばん感動したこと|エクササイズをしていたら汗が滴り落ちてきた。冬も終わりだな。

明日の目標|墓参り。できれば仕事の続きを。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/18のひねもす:波浪警報の午後、仕事で四谷まで。

朝から風が強い。

食べログのスピンアウト的な写真アプリ、食べラ(たぶん「食べる」と「カメラ」を掛け合わせた親父ギャグだろうな)で食事の記録を続けて2カ月くらいになる。

このアプリだとコメントがつけられるんだけど、いままでは先に保存していた写真部分だけをブログに貼り付けて、アプリを立ち上げてコメントを見ながら書き写していた。

きょうはたまたま保存していた写真を消してしまったので、食べラを呼び出して、こちらの画面をキャプチャーしたんだが、そうするとコメントも一緒に取り込むことができることにようやく気づいた。なんだ、こっちのほうが要領がいいや。

ということで、いつもの自家製全粒粉パンの朝食風景。

エクササイズはいつもの1時間コース。

きょうのエクササイズ

★セルエクササイズ(3パート通しで10分)

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★ハタヨガ(ウォーミングアップ~メイン~クールダウンで約25分)

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ヒーリング・ヨガ〜ナマステ

 

★瞑想(15分)

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★カーヴィー・ストレッチ(クールダウン7分)

2時に四谷で取材があるため、早めに昼食をとることにする。

風が強いので交通機関に乱れがあるとのことだったので、ちょっと早めに家を出ることにする。といっても電車1本、10分ほど早めだけだが。

きょうの取材は、「ジャズライフ」でzephyr(ゼファー)という3人のユニットのインタビュー。井上淑彦さん、田口悌治さん、天野丘さんという個性派が揃ったユニークなユニット。とてもおもしろい話を聞くことができた。

四谷駅のアトレにあるスタバでコーヒーでも飲んでから帰ろうかと思ったが、電車が遅れると嫌なので、素直に帰ることにする。乗り換えの秋葉原からも座れて、iPadに落とした電子書籍などを読みながら帰宅。

東京まで仕事で出ると片道1時間、ほぼ座れるルートをとることができて、それほど体力を使わないと思っていたのだけれど、行くたびに体重はちゃんと減っているから、電車に座っていてもそれなりにカロリーは消費しているのだなぁ。

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いちばん失敗したこと|PC側で写真を整理したら、iCloudも消えちゃうんだね。今度から気を付けよう。

いちばん感動したこと|zephyrの御三方、姿勢がかっこいいなぁ、音楽に立ち向かうという、ね。

明日の目標|締切とインタビューまとめ準備。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

3/17のひねもす:安息日、というわけではないけれど引き篭もり

春はなんとなく気分が優れないという日があったりするのだが、きょうはそんな気分。胃が重いのは、おそらく昨夜食べた「地獄豆腐」の仕業だろう。

朝食はキャンベルのオニオンスープを使って、昨日セブンイレブンで買ったチーズ&ハニーパンを加えて作ってくれたオニオングラタンスープと、リンゴ&ヨーグルト。ちょっと起きるのが遅かったので、軽い食事にした。

午前中はダラダラ過ごす。と言っても、午後もだったのだが…。

昼食は、カミさんが一昨日せっせと作っていたチャーシューをメインにした醤油ラーメン。土台は中華三昧だそうだ。次はマルちゃん正麺にしてみるとのこと(笑)

Fitbit Oneという、ネットと連動して自分の運動サイクルなどを計測してくれる機器を買ったので、再び健康関連の興味が湧いてきている。

ということで、久しぶりに血圧計を出して測ってみた。ちょっと高めかな? とパソコンに打ち込んだらそう言われてしまった(泣)

夕食は家で。カミさんが鶏のササミを竜田揚げにしてくれて、豆腐とザーサイ、小松菜のお浸し、ハンペンのわさびマヨネーズも一緒に出してくれた。これを焼酎のお湯割りのアテにする。

エクササイズはお休みして、その代わりになんちゃって筋トレを5分少々。

いちばん失敗したこと|エクササイズをサボった。

いちばん感動したこと|岩盤マスク、いい感じだ。

明日の目標|午後は取材。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

将来少し見えてから 各地に広がる30歳の「成人式」[news memo]

20歳の成人式が各地で荒れるというニュースは、毎年の風物詩のように伝えられる。

自分を振り返って見ても、20歳やそこらじゃ、オトナのオの字もわかりゃしない。だったら、30歳になって「成人式」をやればいいんじゃないかという発想。おもしろいな。

 【山下知子】仕事を一通り覚え、将来の道筋が何となく見え始める30歳。この時こそが真の大人の始まりだと捉えて、「成人式」を自主的に開く動きが広がっている。人と人とのつながりを広げ、街を盛り上げたい。主催者にはそんな思いがある。

30歳の成人式「三益式(みますしき)」が1月、熊本市で開かれ、約800人が集まった。活躍する30代を紹介したり、お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える映像を流したり。懇親会では初対面同士が語り合った。

熊本市中心部で飲食店を営む松永哲典(あきのり)さん(30)ら、1982年生まれが中心となって始めた。「同級生から刺激を受け、節目の年に決意を新たにする場にもなった」という。政令指定市にはなったが、年々人通りが減っていると感じる。人を集めてつながりをつくり、地域の活性化につなげられないか。フェイスブックに専用ページを設けて参加者を募った。
(将来少し見えてから 各地に広がる30歳の「成人式」|朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0316/SEB201303160002.html

ボクが30歳のときは、すでに父親が亡くなっていたので、実家と自分の進路をどうするかを決める瀬戸際だった。

とにかく家計をなんとかするために、家業を継ぐか、別の仕事で(出稼ぎのように)稼ぐかーー。結局は、ジリ貧だった商売を再生させる自信がなく、多少の伝手があったライティングおよび編集の仕事でその場をしのごうとした。要するに、逃げただけだったのだが。

ただ、10年前の20歳だったら、そんな現状認識すらもできなかっただろう。

もっといえば、ボクが「ジャズに絞って、書くことで生きていこう」と決心したのは、40歳を前にしたころのことだった。

自分の性格と武器を判断できるようになるのは、30歳でも早すぎるかもしれない。

でも、30歳くらいから、ある程度の選択肢を絞る作業は必要だ。というのは、40歳になると、絞る以前に自ずと選択肢が少なくなってしまうからだ。

ということは30歳の成人式、けっこう役に立つかもしれない。

そういえば、インタビューのときに山下洋輔さんが「30歳を過ぎたらジャズなんかできないよって先輩に言われてたんだけど、70歳になっちゃったな(笑)。でも、コルトレーンが自分のクァルテットを結成したのは34歳のとき」と言っていたのを思い出した。そして、「能の世界では90歳でもまだまだ現役。だから、80歳でも威張れなくて、70歳なんて小僧扱いなんだそうですよ」と笑っていた。