4/7 爆弾低気圧の名残で風が強く終日家で過ごす

ということで、とくに記しておくこともない。家のなかではいい天気の日曜日だったが、終日ビュービューという風の音が鳴っていた。こういう日は外出せずに、撮りためたテレビ番組やらブログやらで過ごしたほうがいい。

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いちばん失敗したこと|肩が凝っていて睡眠の質が悪い。

いちばん感動したこと|空が青い。

明日の目標|週のはじめはエクササイズ。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

茂木大輔『拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術』[reading memo]

「拍手の仕方」という視点でクラシック音楽の鑑賞方法を説いた名著だ。これによってコンサート会場での不要な気遣いを払拭して、より音楽の世界に浸ることができるだろう。ということは、ほかのジャンルの音楽ライヴにも応用できるということだ。

全編、茂木節が炸裂する本書ではあるが、この「拍手適性運用機会規制法」という表現、いいなぁ(笑)。

そうそう、ずっと拍手するのは疲れるんですよね〜。

楽章の間の拍手問題はクラシック音楽の「しきたり」なのかと思っていたが、やはり新規参入を目論むと、当然そのへんを知らない層が会場になだれ込んでくるため、秩序が保てなくなるわけだ。

このあたりの「定番」を知っていると、なんとなく「ツウ」っぽく見えるからいいかもしれない(笑)。

茂木さんは、演奏者としては楽章間の拍手は決して不愉快ではないと語っている。実際に、彼が出演した山下洋輔さんがバンマスのコンサートでは、あらかじめ山下さんが「拍手したい時に拍手していいですよ」と断りをいれて、場の緊張感を和らげていたりしたのを覚えている。

ただ、それは「ジャズ寄りのコンサート」という割り引いた意味があるわけで、厳粛な空気感を求めるクラシック・コンサート原理主義者には受け入れられないかもしれないが…。

モーツァルトは観客の拍手を自己評価のバロメーターにしていたという点が興味深い。たしかに、それ以前の音楽は、神のものだったり、一部の王侯貴族のためだったりしたから、楽師に敬意を示す必要はなかったはずだ。

交響曲というスタイルが定まる前は、楽章ごとにウケたかウケなかったかの拍手があったというのもおもしろいエピソードだ。

このほかにも、「ブラボー屋」の話などがおもしろかった。最近ジャズのコンサートでも、あきらかにフライング気味で声をあげながら拍手をする輩、いやお客様がいらっしゃるようで、せっかくの余韻を楽しめないことがあったりするのだけれど、クラシック・コンサートの高いチケット代を支払ってこれがあるとホントに腹立つだろうなぁ…。

あと、余談だが、これをボクは楽天Rabooの電子書籍で買ってしまって、本当に後悔している。やっぱり読み返したい本があると、電子書籍リーダーの選択はいい加減ではいけないなぁと思ってしまう。

やっぱり紙で買い直そうかと思ったのだけれど、確かこの本は電子書籍化の際に大幅に加筆されていたはず。そうなるとやっぱり、Kindleなのか…。

Kindleの評判がいいので、だいぶ気になっている。困った…。

4/6 怪しい雲行きのなか晴海まで嵐のようなライヴを観に行く

昨日から「暴風雨来襲!」と喧しい土曜日。
まずは起床してゴミ出し。薄日さしてどんよりと暖かい。

支度をして自転車で近所のハム工場へ。きょうは直売の朝市の日。ソーセージなど無添加のものを定期的に購入している。

きょうは雲行きが怪しかったのでいつもの半分くらいの行列だった。それでも長蛇である。

帰宅して、コンサートを観に行くために電車で晴海まで。

都営大江戸線勝どき駅に着くと、雨が降り出した。晴海トリトンまではこんな動く歩道があるのでなんとか濡れずに行くことができた。

ライヴは2時からなので、その前に腹ごしらえ。サブウェイがあったので、入って食べた。ちょっとガッカリだったかも。まだ時間があったので、コーヒーを買ってから会場へ。

ライヴは山下洋輔さんのソロ・ピアノ。毎年少しずついろいろな違う手を見せてくれるので、あれ?と思うところが多くておもしろい。

行きは京浜東北線浜松町から都営大江戸線に乗り換えたが、帰りは都営大江戸線の大門で京急に乗り換えて横浜からJRというルート。途中、横浜市に大雨警報という情報が入ってきたが、電車に支障なく無事に帰宅。駅から家まででずいぶん濡れてしまったけど。

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いちばん失敗したこと|昼飯の選択を誤った。

いちばん感動したこと|山下洋輔さんのバラードの美しさ。

明日の目標|雨なら休息。晴れたら管理組合交流会。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

4/5 天気がいいのでわざわざ自転車で関内の銀行へ行って用を済ませた

8時に目覚ましが鳴った。でも、なかなか起き上がれない。しかし、きょうは午前中に記事を1本書く予定でいたので、30分ほどかけて寝床から身体を引っぺがして、顔を洗って朝食。

原稿を書いて推敲してからアップ。

支度をして、昼をとりがてら銀行の用事を済ませようという予定。

石川町のクオヴァディスに行くことにした。

1000円で飲み物付き。前菜500円を別に注文して、ゴルゴンゾーラのピッツァは100円増しという値段はお値打ち。

100円アップでコーヒーをカプチーノにしてくれる。

食後は中華街に立ち寄って食材を買い、関内へ。横浜スタジアム横の公園を通りかかると、一面にチューリップが咲いていた。

この近辺にはこんな古い建物が残っている。

あれ? ロッカビアンカ?笑

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いちばん失敗したこと|ブログ書けなかった。

いちばん感動したこと|美味しいピッツァ。

明日の目標|ライヴ。でも、天気が…。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

4/4 目が覚めるとお昼近くで晴れていたから散歩に出た

春眠暁を覚えず、ということにしておきたい。

食後はエクササイズ。軽くセル・エクササイズだけしてから、散歩に出ることにした。

きょうのエクササイズ

★セルエクササイズ(3パート通しで10分)

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家を出て、高台のほうへ登っていく。公園の桜はすでにほとんど散っていた。

磯子プリンス跡地のマンション開発はそろそろ終盤。道も整備されて、もともと桜並木だったところにも再び桜が植えられていたのだけれど、満開のときには見に行かれなかった。残念。向こうには海が見える。ユーミンがソーダ水の中を貨物船が通ると歌った海だ。

桜が終わっちゃったと思っていたら、すでにツツジが咲き始めている。季節は確実に巡っているなぁ。磯子区役所前の植え込み。

帰宅してティータイム。ちなみにスーパースイーツとはすごく美味しいスイーツではなく、スーパーで買ったスイーツの意。

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いちばん失敗したこと|寝坊。

いちばん感動したこと|散歩で春を感じた。

明日の目標|銀行関係業務。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

ず・ぼん16「出版社も図書館も消えるのか!?」沢辺均[reading memo]

これは、サービスを停止してしまった楽天の電子書籍サービスRabooを探していたときに見つけた無料の本だったと記憶してます。

電子化によって改めてその存在が問われるのが、出版社と図書館であるとして、そのうちの出版社に関する考察の部分。

編集者や出版社が「なくても成り立つ」というのは、ちょっと極論かなぁと思いますね。勝手に出版して流通もさせることが、紙の状態よりも簡単になったことは確かですが。

「編集者がその仕事でいくらとれるのか」
この視点は、いままで欠けていたものかもしれません。要するに、普通のサービス業になっただけと考えれば、それほどたいへんなことではないとは思うのですが…。

予算や採算性、損益分岐点というのが、いままでの出版界では不要なものとされ、それゆえに再販制度で守ってきたわけですが、販売不振とデジタル化という大きな波が同時に襲来してしまったことで、対応を迫られているといったところなのでしょうか。

それにしても、昔からの名編集者と呼ばれる人にも、流れを見る目や経済バランス感覚があったはず。それはいまさらデジタル化だからと言って持ち出す論点ではないようにも感じます。

実際に、出版社で権力をもっているのは編集長ではなく営業部長だったりしますし、稟議書のハンコの順番もそうなっていますから。

ということは、決済権限を与えられた編集長をどうやって育てるかがですね。

でも、名編集者から名プロデューサーへ昇格するには、簡単にはいかないかもしれません。

数年前、編集プロダクションの仕事で何人かの編集プロデューサーと名乗る人と会ったことがありますが、お付き合いしたくないタイプでしたからね〜。決裁権はかなり度量がないと自分の企画に対して冷静に行使できないんだなぁと思ったりした思い出があります。

書店というのは本を買う店ではないということを改めて感じた

雨の午後、神保町に用事があったので、久しぶりに書店を覗いて見ることにした。

神保町を訪れるのが久しぶりというわけではない。機会があれば、お気に入りのうどん屋に立ち寄るために、わざわざ電車を乗り継いで、遠回りしても立ち寄ることがここ数年続いていた。

しかし、居並ぶ書店には目もくれず、うどん屋の入店待ちの列に並ぶのだ。

本は、ほとんどネットで買うようになった。横浜の磯子に引っ越して3年。駅の周辺に書店はない。最初は、その事実がとてもショックだった。

隣の駅の駅前ビルに比較的大きな書店が1つ、桜木町や横浜に出れば、大型書店がある。そうそう、山を越した上大岡にもあったっけ。

欲しい本は、メモしておいて、まとめて買えばいいやと思っていた。しかし実際には、わざわざ出向いてメモしていた本を探して買うという手間は、かなりストレスが大きい。

というか、書店で買おうと思っている本を探すという行為は、かなり「がっかり」であることが多いことが度重なっていた。

10冊欲しいと思っていた本があったとしても、書店でそれのすべてを見つけられるのは稀で、最近では頻繁にまったくないこともあった。必然的に、ネットで探すことになり、ここ1年は「まずネットで」ということになっている。

だから、もうボクのなかでは、書店は時間を潰す散歩空間で、そこでなにかを探したりするような期待外れであることの多い行為は避けようと決めていたようなのだ。

その日も、そんなつもりで書店に寄ったのかもしれない。

でも、しばらく歩き回っているうちに、これはおもしろそうだという本が見つかった。

それが『アメリカ黒人の歴史』だ。

岩波新書とは別の著者で別の内容なのでご注意を。

植草甚一さんの古本屋巡りの本に、本は呼び寄せるものだから、最初にどんなものでもいいからまず1冊、なにかを買うというようなことが書いてあった。

ボクは別にそんな呼び水のようなことはする必要はないのだけれど、このように「本との出逢い」があった日は、それに従うのがいいのではないかと思ったのだ。

そういえばと、中断していた「ローマ人の物語」の続きを買うことにして、その棚の平台にあった塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブックというのも発見して、買うことにした。これはちょうど『ローマ人の物語』が完結した記念で刊行されたものらしい。文庫も完結したことをうけて、文庫版が出たようだ。

うん、こういう「芋づる式」の出逢いは、とても楽しい。ワクワクする。

リアルな店舗じゃなければ味わえない。「え? ネット書店でも、この商品を選んだ人はこんなものも買ってますとかチェックしてますという表示が出るじゃないの」と言われるかもしれない。いやいや、ぜんぜん違いますよ。

買おうと思って手にとって、それがだんだん増えていく感じが、「どうしよう、これも買いたいけど、そうなると3千円超えちゃうしなぁ」などという逡巡にリンクしたりして、脳内が活性化して行くのを感じるのだ。

座り読みできるように椅子をおいたり、カフェを設置したりするような工夫よりも、もっと本自体にフォーカスした空間作りのほうを書店には考えてほしいと思った。

メディアとのミックスであれば、表紙をカメラで見ると映像が浮かび上がって、本の内容の世界を垣間見られるとか、そのジャンルに関するクイズとか豆知識がポイントのようにゲットできるとか。

興味が盛り上がれば、その場で「この本が欲しい」となって、売り上げにつながると思うし、それでも便利であればネット書店で検索し直して買うだろう。

でも、少なくとも売り場に足を伸ばす人が増えることは間違いないはずだ。

実は、電子書籍リーダーの使いづらさにかなり閉口してきているので、自分のなかにリアルな本への回帰願望が出てきているかもしれない。ただ、収納場所の問題を考えると、諸手を挙げて賛成というわけにもいかないのだが。

4/3 遅く起きた日は午後から挽回するしかない

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いちばん失敗したこと|やっぱり寝るのが遅いと一日のリズムが崩れちゃう。

いちばん感動したこと|ちゃんとゴミ出しはできた。

明日の目標|散歩したい。

*この3項目日記は小林弘幸『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に記載されていた安眠のためのメソッドです。

 

 

「GRAPHICATION」no.183(2012年11月発行)[reading memo]

「通常の市場経済を相手にしていると村は衰弱してしまう」

社会のモデルを考察する対談。

経済学者の中村達也氏と哲学者の内山節氏が「望む社会」について語り合っている。この言葉は、内山氏の発言。

中村氏がジェイン・ジェイコブズ氏を引用して、「地域の人たちが臨機応変につながりを持ちながら何かを作っていくというようなこと」をインプロビゼーションというジャズ用語に例えたことに触れ、それに対して「いい表現」と受けながらも、地方経済が自立することの難しさを指摘して、あえて問題提起として「通常の市場経済」を取り上げています。

これは、復興支援にも通じる重要な論点ではないでしょうか。

写真家で医師の栂嶺レイ氏の熊野を歩いての考察はとても刺激的です。

今回は、頭痛を治すというおまじないに関する三十三間堂にまつわる言い伝えについて、それぞれの土地に固有の事情を交えながら、信仰の中心に迫っていくというもの。

楊枝1本にもこんなドラマがあったんですね。

写真家の谷口雅さんの連載。

中国の反日でもに対する写真を通して見たメディア論。

写真家らしい、写真を撮るものの意識の変化を的確に読み取っています。

素人がどんどんネットというメディアを使って写真という自己表現ができる時代。メディア論も当然、変化していかなければ時代に対応できないということでもあるはずです。

古い楽譜を紐解けば、ジャズの魂が蘇るかもしれない

こんなサイトがあるという情報を目にした。

オーストラリアの国立図書館が作曲者没後50年以上を経た著作権の切れた楽譜対象を対象に公開しているもののようだ。

対象はiPad限定のようだけど、楽曲の流通が楽譜だけという時代の名残を味わいにもいいかもしれない。

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