5/6 家の前まで帰ってくると北東のほうから雷鳴が聞こえてきたけどなんとか雨には当たらずに済んだ

取材を終えて磯子に着くと、風向きが変わっていた。東京のほうを振り返るとなんとなく黒い雲が出てきたかなという程度で、まあ早く帰ってきてよかったなと思いながら坂をえっちらおっちら上って家の前まで来ると、雷鳴が轟いた。

屋内に入ると間も無く、窓にバタバタと雨が当たる音が…。いやぁ、これはラッキーだったと言うべきだろうか。

カミさんが用意してくれていた夕餉の食卓。手羽先のコチュジャン味噌焼き、クリームチーズとオニオンスライスのおかか和えポン酢味、トマトと玉子の中華炒め、舞茸とコーンのバター醤油炒め。

食後に母親からもらってきた文明堂の三笠山。文明堂はいろいろ分家があるようなので、これがどの系統なのかわからないが、いままで見たことのないロゴだった。

文明堂(ぶんめいどう)とは、カステラ、和菓子の商号、商標。1900年(明治33年)に長崎で中川安五郎が創業し、実弟の宮崎甚左衛門が東京に進出させ、製造革新と斬新な販売、広告によって全国的に知られる暖簾となった。現在、複数の「文明堂」を冠する企業がある。

長崎には文明堂合資会社から改称した株式会社文明堂総本店、神戸には株式会社文明堂神戸店、浜松には株式会社浜松文明堂、横浜には株式会社文明堂、新宿には株式会社文明堂東京、銀座には株式会社文明堂銀座店、麻布には株式会社麻布文明堂と、現在6社の文明堂が存在している。(引用:Wikipedia)

なるほど、そうするとこれは、株式会社文明堂東京のもののようだ。実は文明堂東京の工場が金沢区福浦にあって、この直売所ではお買い得品を売っているので買ったことがあるのだ。

実は微妙に文明堂のカステラの味(つまり三笠山の生地の味)も違う。

そういえば昔、仕事で六本木に通っていたときに、谷町ジャンクションを仰ぎ見る三角地帯に文明堂があって、運がよければ焼きたての三笠山を買うことができた。この店はいまは無くなってしまったので、どの系統のものだったのかは不明だが、生地にほんのりと黒糖の香りが漂っていて、焼きたてがことのほか美味しく感じられたのを思い出した。